二児のアラサー母がハニレモ見てきたよ。

ハニーレモンソーダ見に行ってきました。

少女漫画原作のあからさまに対象JKな映画を見に行く勇気がギリギリまで持てなかった佐久間担です。

キュンキュンは好きだし、上手くいったりいかなかったりする恋愛模様にもだもだしたりきゅーんっとしたりするのも好きな方です。でも、現役高校生ラウールのしゅわしゅわキュンキュン映画を私が見ても大丈夫か…?映画館は逃げ場がないし、ドアップ大画面で胸きゅん台詞を聞いても耐えられるか…?という思いでずっといました。

予告が次々にアップされて、ちょうどハニレモ公開前のいわゆる春ドラマの「カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されてます。〜」 https://twitter.com/colorfulovele/status/1374813284805668867?s=21 (さりげなく宣伝、いいドラマでした☺️) で女優、吉川愛さんを拝見してその可愛さにやられ、主題歌であるHELLOHELLOをたくさん聞いて佐久間くん主演の「白蛇:縁起」のムビチケと一緒にハニレモのムビチケを買いました。

いざ見に行った日曜日のお昼、周りはJKばっか…と思いきや、SnowManファンの方かな?大人の女性の方もたくさんいてちょっと安心。周りから聞こえる声がキャピキャピしてて可愛かったです。(キャピキャピって死語か?)

真っ先に出た感想が、

いやラウールでけぇ。

……とにかくでけぇ、頭一個分ちがう。

比喩じゃなくマジで一個分ちがう。

でけぇ…でけぇな……。

キュンキュンを浴びるよりもうとにかくデカいことばっかり。

でも、普段SnowManの一員として活躍してるラウールじゃない。高校生や大学生の時夢中で読んでいた少女漫画に出てくる王子様みたいな、かっこよくて、キラキラしてて、ちょっと意地悪で、笑顔が可愛い。そんな男の子がスクリーンの中にいました。

スローやアップ、バックにかかるオシャレな英語歌詞の音楽、色んな効果を使いながら畳み掛けてくるキュンシーンも漫画から出てきたようなラウールの存在と、陰も陽も使い分けどこか放っておけない、守ってあげたくなる吉川愛さん演じる石森羽花ちゃん。

もうずっと目が釘付けでした。

この2人、好きになるんだろうな、付き合うんだろうななんて事、分かってる。分かってるけどそんな野暮なことはどうだっていい。ただ、2人がゆっくり近づいて、好きになって、その気持ちに気がついて、思いが大きくなっていって、自分の中に留めておけなくなる…そんな、甘くて切なくて、ちょっと酸っぱい恋愛を丁寧に丁寧に描いている映像を見ていたい。

そんな気持ちになりました。

少女漫画では鉄板の「元カノ」問題もハニレモにかかれば一瞬で爽やかに過ぎていくし、羽花ちゃんと界くんを初めとする登場人物がかけがえのない高校時代という青春を大切に生きていてとても尊い気持ちになりました。現役で高校生をしている人たちから見たらきっと「羨ましい」が先に出るんだろうけど、普通の高校時代を送ってきた私からしてもちょっとだけ「なつかしいな」と思えるような絶妙にリアルを感じさせる映像も素晴らしいなと感じました。

テスト勉強も、お昼休みのお弁当タイムも、放課後の寄り道も、はっちゃけた夏休みも、夏祭りも…全部一致するなんて人は居なくても、きっとこんなことしたな、してるなって人は居るはず。そういうのが全部愛おしくなる映像の作り方だったなと思います。

そして、なによりも2人が付き合う瞬間、ビックリするくらい丁寧に今では考えられないくらい素直な言葉運びにキュンキュンが止まらなかったです。

恋愛物の映像と言えば、記憶に新しいタイトルは春ドラマの「着飾る恋には理由があって」「大豆田とわ子と3人の元夫」(恋愛物では無いですか…?)吉川愛さんの「カラフラブル」のめぐわこもすごく好きな2人でした。…でも、どれも社会人の男女の恋愛。高校生の恋愛物を見るのはとても久しぶりだったと思います。(記憶を辿っても思い浮かばない…これ、というものがあったら教えてほしいくらい。)

大人になったら空気とか、立場とか、年齢、相手との釣り合い、これからのこと、お金……いろんな要素が複雑に絡み合って、あぁそうだよね、この選択は結局できないんだよね。と時には諦めたりも。

でも、高校生同士は狭いコミュニティの中ながら、大好きなたった1人の「特別」を見つけて、好きになって、相手も自分を好きになってくれて…というその時代でしか味わえない特別なキュンキュンがありました。これを応援するSnowManのラウールが演じたことがとても光栄だし、誇らしかったです。

最後に、エンドロールで流れたHELLOHELLO、既にMUSICDAYCDTVライブライブ、ミュージックステーションと地上波では3回披露を重ね、これからもたくさんの音楽番組に出ます。残念なことに1番までの披露で、2番の歌詞を聞ける機会はそんなに多くありません。

でも強く言いたい。ハニーレモンソーダを主題歌で語るなら、2番の歌詞でした。約100分見てきた映像がリフレクションしていく、胸をぎゅーっと締め付けてくる。そんな歌詞が映画館のハイスペックな音響で聞くことができます。飽きさせることの無いエンドロールの仕掛けもあって大変でしたが、このエンドロールを聞きに行くだけでも価値がある111分だったなと思いました。

子育てに追われる中、もう1回見に行くことはきっと叶わないかな?と思いますが、この夏はハニーレモンソーダ。たくさんの人に見てもらえ、たくさんの人が面白かった!尊かった!と愛してくれる作品になればいいなと思いました。